慶大生の科目別ノート活用術
模試 CASE1
弱点を一気に確認できるノート
文学部 J.Hさん
今回は私が受験生のときに作っていた「模試復習ノート」についてです。
基本のノートの作り方
模試復習ノートとは、その名前の通り模試を復習するためのノートです。
左側のページに問題を解き(または解いた問題を左側に貼り)、右側のページにできなかった範囲についてまとめていきます。
また模試復習ノートとして別に作らなくても、「参考書・問題集の問題を解くノート」や「過去問を解くノート」に模試復習ページを作り、自分の学習成果として残していくのもよいでしょう。
大事なことは、「模試を受けたままにしない」ということ。
私は英語と世界史で模試復習ノートを作っていましたので、この2つの科目についてアドバイスしていきます。
模試復習ノートの作り方
まず模試を受ける際、問題用紙に自分の解答をメモしておき、解答・解説集が配られた後に自己採点できるようにしておきましょう。
次にノートの左側のページについてです。問題のページ数が多くてノートに貼れないときは、解答に自分のミスを書き込んでノートの左側のページに貼るとよいです。
そのとき、「どの分野からの出題だったのか」「自分がどういう問題で間違えたのか」ということを簡単にメモしておきましょう。

そして右側のページには、世界史の問題では「大問ごとの出題分野」をメモし、英語の問題では「間違った箇所の英文」をまとめておくとよいです。もし重要な文法などがあれば、英文ごと覚えてしまうのもアリでしょう。
復習の仕方
復習するときは、左側のページに書き込んだ自分の間違いについてのメモを参考にしながら、右側のページにその分野についてのまとめを書いていきます。
世界史は「自分の間違った問題」と「その周辺の時代や文化史」なども一緒に復習しましょう。
英語は「文法や単語」についてもまとめておきましょう。間違えた問題だけでなく、その周辺の知識についても一気に復習できるノートを作れば、後から復習する際に役立ちます。
秋に入ると模試の実施が増えていきます。一つ一つの模試を無駄にせず、復習をして確実にものにしていきましょう!