慶大受験を乗り切るために(文系・法学部)
志望にあわせた対策
失敗から学んだ慶應の受験対策
- K.J さん
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法学部 法律学科
福岡県出身
2015年度 河合塾 新宿校 在籍
- 大学受験科(高卒生対象)
- 高卒生を“慶大合格”へと導く河合塾のコース
大学受験科で通ったコース
志望校を決めた時期・理由
私は高校に入学したときから慶應義塾大学に憧れていたので、高校1年生の時点で慶應義塾大学に行くと決めていました。
学部は本がとても好きなことと、イギリスの歴史に興味を持っていたことから、最初は文学部志望でした。現在は慶應義塾大学の法学部に在籍しています。
過去問で傾向をつかんだ時期
過去問を解き始めたのは、高校3年生の秋からです。ただし、今考えると遅すぎたと思います。
正直に言って、当時はいつから過去問を解き始めるべきかまったくわかりませんでした。
「学校行事が落ち着いて、友達も受験勉強に必死になり始める秋からでいいや」と軽く考えていたため、十分な対策ができずに浪人することとなってしまいました。
実は高校3年生の春に少しだけ過去問を解いてみたのですが、まったく歯が立たず、「どうして解けないのか」「解けるようになるためには、どうするべきなのか」など、具体的な対策を考えずにあきらめてしまったので、本当に惜しいことをしたと反省しています。
失敗を浪人時代に活かす
浪人時代は1学期の初めに過去問を2年分くらい解いてみて、どういう問題が出るのか、自分は何が苦手なのかを分析しました(ただし慶應文学部の問題のみ)。
気をつけてほしいのは、1学期には受験予定のすべての学部・学科の過去問を解かないことです。1学期からすべての学部の過去問を解いている時間はありません。1学期にやるのは自分が絶対に行きたい学部の傾向を把握すること、それにつきます。
不安な気持ちはわかりますが、本格的に過去問を解くのは秋からにしましょう。1学期は基礎の確認と自己分析が最重要です。
出題傾向と対策
第一志望の慶應文学部は、英語、世界史、小論文のすべての科目において、他の学部にはない独自の形式が用いられていました(現役時代に受験を経験して痛感)。
そのため、徹底的に過去問を分析して、問題形式を自分に覚え込ませるように意識しました。そして、日々の授業や模試の後には、きちんと復習していました。
特に大事にしたことは、出題者の気持ちに立つことです。どんな問題でも「慶應文学部だったらこう出すだろうな。だから自分はこう答えよう」などのように考えながら勉強していました。
併願校の対策
私は第一志望が文学部でしたので、併願校もほとんどすべて文学部を受けました。ですが、例外として慶應は法学部も受けました。そのため、秋には徹底的に法学部の過去問を解きました。
併願校の過去問は最低でもそれぞれ2~3年分くらい解く必要がありますが、私は個々の対策を細かくする必要はないと思います。
それよりも日々の授業に真剣に取り組み、すべての疑問点を解決していくことが大切であり、それで十分だと思います。あまり深く考え過ぎず、目の前のことに精一杯取り組んでください。応援しています。
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