日頃より慶大塾サイトをご利用いただきありがとうございます。
慶大塾サイトは開設以来、多くの皆様にご利用いただきましたが、誠に勝手ながら2023年3月30日(水)をもちましてサイトの公開を終了いたします。
今後は、河合塾の運営する大学入試情報サイト「Kei-Net」河合塾の難関大学受験対策サイト「慶應義塾大学をめざす」をご活用ください。

HOME > 受験対策 > 慶應義塾大学 学習アドバイス(英語・数学) > 慶應義塾大学 英語の学習アドバイス

慶應義塾大学 英語の学習アドバイス

河合塾講師による慶應義塾大学英語の「2022年度入試問題分析」と「学習アドバイス」を掲載しています。

慶應義塾大学 英語

文学部 英語

2014年度以降、大問1題という出題形式が続いている。英文量は2016年度に1,400語程度と大幅に減少したが、2017年度は2,200語を超え、2018年度以降は1,900~2,150語で推移している。設問は、「英文和訳・内容説明・和文英訳」といった文学部の定番といえるものが中心をなしている。英文量が多く語彙(ごい)レベルも高いので、これを読みこなすには単なる知識だけではなく、論理的な思考力と論旨を正確に読み取る力が要求される。ただし、下線部和訳の対象になっている箇所は構文上のポイントが明確であるし、和文英訳も本文中の表現を利用して書くことができる標準レベルのものである。したがって、合否の決め手となるのは内容説明で、2022年度は2021年度同様に3問(いずれも字数制限あり)出題されている。

過去問で出題傾向を熟知する

文学部の出題には一貫したポリシーがあり、設問形式に関しては独自のスタイルが定着しているので、過去問を数多くこなして、設問の狙いやレベルを把握し、設問ごとの時間配分といったものに留意する必要がある。

大局的に読み通す力が試される

入試では珍しく辞書の使用が認められているが、闇雲に未知の単語を引きまくるのは時間の無駄だ。どの単語を辞書で引くべきであるかは、全体の流れを把握したうえで決まってくる。個々の単語や一文一文にとらわれることなく、大局的に長文を読み通す力が試されているので、日頃からそのような読み方に習熟しておくことが必要である。

記述対策は万全に

下線部和訳や和文英訳は、設問のレベルそのものは標準的なものの、文脈を正確につかんだうえで、訳語などを決定する必要があるので決して侮ってはいけない。また、100~120字の内容説明問題では、制限字数内でどこまで具体的に、しかも過不足なくまとめることができるかがポイントとなる。英文の該当箇所に比べて、日本文の制限字数が少なめである場合もあるので、鍵となる表現を中心に、要点のみを簡潔かつ明瞭にまとめる工夫が必要となる。

医学部 英語

2019年度以降、大問4題(読解総合3題と自由英作文)の出題が続いていたが、2022年度は読解総合が1題減って、大問3題の構成になった。長文の総語数は、2019年度以降は「約1,700→約2,000→約2,100」と増加していたが、2022年度は約1,500に減少した。ただし、設問を含めた全体の難易度に変化はない。自由英作文は意見論述型の形式で、「公共の場でのマナーの悪い事例」(2019年度)、「機械と医師、テクノロジーと医療」(2020年度)、「在宅勤務に向かう流れ」(2021年度)、「望まれる慶応大学医学部の学生像」(2022年度)といったテーマについて100語程度で表現するもので、英作文ではほかに、長文中の一部を日本語にしてそれを英訳させるものが出題されている。

過去問で出題傾向を熟知する

出題形式に多少の変更はあるが、記述式問題を中心にした国公立大学型の設問が多いほか、医学部独自のスタイルの設問も含まれるので、まずは過去問を通して、設問の狙いやレベル、時間配分といった受験のノウハウを身につけることが何よりも大切である。

高度な語彙(ごい)力に基づく正確で緻密な読解力を養成する

例年受験レベルを超えた語彙(ごい)が半ば意識的に試されている。英文は医学・科学系の論文や時事問題を中心に社会的に関心の高いテーマを扱ったものが多く、高度な語彙(ごい)力に裏づけされた正確で緻密な読解力を養成することが不可欠で、インターネットなどを利用して英文の新聞や雑誌の記事を数多く読みこなし、論理的な読み方に習熟しておくことが必要である。

柔軟な言語運用能力が試されている

和訳・英訳や内容説明は、いずれも語彙(ごい)や構文など難解なものを含んでおり、文脈を正確につかんだうえで訳語などを決定する必要がある。和文英訳では、問題文の趣旨を的確に理解し、英語として自然な表現になるように工夫する必要がある。自由英作文については、状況を説明するものや自分の意見を主張するものなど、様々なテーマを設定して100語程度の英文に的確にまとめる訓練を十分に積んでおくこと。

看護医療学部 英語

試験時間90分に対して大問7題という構成が続いているが、ここ数年で出題形式に大きな変化が見られた。2018年度から段落整序に代わって、「2文字目・3文字目と品詞と訳語が与えられた英単語の1文字目を答える」という独自の形式の語彙(ごい)問題(大問V)が出題されている。また、2021年度からは長年にわたって出題されてきた自由英作文(与えられたテーマについて自分の意見を100~150語で書く形式)が姿を消して、英文中での語句整序が出題されており、読解総合の1題も英文中の正誤判定に変わり、下線部和訳は出題されていない。2022年度は2021年度と同じパターンを踏襲しており、記述式の設問が出題されていた2020年度までと比べると、全体的に取り組みやすくなったといえる。

確実な文法力と正確な語彙(ごい)運用力を身につける

大問Iの文法・語法問題は空所補充型の「適語選択」が20問出題されており、時制や態など動詞に関連したものが多いのが特徴といえる。大問IIIの文補充(300語程度の英文中に空所が6つあり、4つの文を補充するもの)、および大問IVの文整序(段落内の4つの文の順序を答えるもの)は看護医療学部の定番といえる。読解問題として分類しているものの、文法・語法や語彙(ごい)に関する知識が求められているので、正確で確実な文法力と語彙(ごい)運用力を身につけておくことが大切である。

新傾向問題への対策は十分にしておくこと

正誤判定に変わった大問Ⅵは、英文中の5つの単語のなかに文脈上不適切な語が3つ含まれており、正しい場合にはZを、誤っている場合には、与えられた12の選択肢から、代わりとなる正しい語を選ぶもので、文法的にというよりは、内容的に正しいかどうかが解答の決め手になる。語句整序に変わった大問VIIは、整序した英文の一部をマークする形式で、整序する文には和文が与えられている。どちらの大問も長文を素材にすることで、文脈を踏まえた解答作業が前提となるので、十分な対策が必要である。

法学部 英語

大問5題の構成に変化はないが、大問Iの設問形式は年度によって大きく異なる(2019年度:読解総合に近い形での正誤判定、2020年度:発音および語義、2021年度:複合語に関する知識、2022年度:単語をつなげて別の単語をつくる)のが特徴といえる。英文量は3題の合計が1,500語程度と、分量的にはやや少なめといえるが、正解の判定に悩まされる設問や選択肢も含まれているので、細部にまで注意を払いながら解いていく必要がある。

読解総合は選択肢もすべて英文であることを考えるとかなりの速読力が要求される。パラグラフごとに内容を問うものなど、出題の意図や設問形式に留意しつつ、内容を的確に把握する訓練を積み、効率のよい解き方に習熟しておく必要がある。独自の形式で問われる大問Iは、まずは英語で書かれた設問の指示を正確に理解してから問題に取り組む必要があり、多様な形式に慣れておくことが大切である。定番の語義問題(大問II)や会話文問題(大問III)では、過去問を通して、設問のレベルだけでなく、品詞の違いや慣用句などに注目して選択肢を絞り込むといった手順を習得しておくことが望ましい。

経済学部 英語

2015年度以降、3題(うち2題は関連するテーマの文章)の読解総合が出題されており、英作文2題と合わせて、大問5題の構成が続いている。解答形式は英作文のみ記述式。2012年度以降、英作文ではくだけた口調の対話文による和文英訳が出題されている。自由英作文は、長文問題の内容に関連するテーマについて、自らの考えを150語程度で論じるもので、かなりの難問である。

長文3題は合計で2,400語程度と分量が多く、速読力の養成は不可欠である。英文自体の難度はそれほど高くはないものの、設問の選択肢も含めると相当な分量の英文を読むことになるので、迅速かつ正確に内容を理解する力が要求される。英文は社会問題を扱った論文や時事的な記事が出題されることが多いので、この種の英文を新聞や雑誌などで読み慣れておくとよいだろう。対話形式での和文英訳では、文脈に応じた適切な英語表現に置き換える柔軟性が必要である。独自のスタイルで課される自由英作文では、読解問題で言及されている見解や事柄を引用しながら自分の意見をまとめ、平易な英文で的確に言いたいことを表現する練習を積むことが不可欠である。

商学部 英語

2020年度から大問が1題増えて大問8題(長文読解3、中文内容一致1、文法・語法2、語彙(ごい)2)の構成になっているが、全体的な分量や難易度には変化はない。解答形式はマークシート方式がほとんどだが、語形変化を伴う記述式の空所補充問題が例年出題されている。大問数は多いものの、難易度は標準レベルで、英文も読みやすいものが多く、分量的にも妥当なものといえる。

長文は3題とも内容一致型の設問が中心で、総じて英文は読みやすく、標準レベルの読解力があれば十分に対応できる。それゆえ、不注意なミスを極力減らすように、本文と選択肢を照らし合わせながら読み進めていくといった緻密な読み方の訓練は必要であり、それによって効率よく解答することができるようになるだろう。読解問題が中心ではあるものの、文法・語法問題も数多く出題されるので、過去問や問題集などを通じて、基本事項に関する知識(特に動詞の語法問題は頻出)を確実に習得しておく必要がある。また、商学部の定番問題である記述式の語彙(ごい)問題では、動詞の活用や派生語など正確に覚えて、単語を正しくつづれるようにしておくことも大切である。

理工学部 英語

2018年度から大問が6題から4題(読解総合2題と会話文と語彙(ごい))に減少した(2021年度には定番の「記述式の語彙(ごい)問題」が「客観式の空所補充問題」に変わった)が、2022年度は「英文中の空所補充問題(空所7に対して選択肢は9)」が追加され、大問5題の構成になった。解答形式はすべてマークシート方式で、英文量は3題の合計が1,500語程度で妥当な分量だといえる。

大問1と大問2の読解総合では、設問形式が空所補充や同意表現選択のほかに、内容一致型の設問など多岐にわたっており、迅速かつ正確に論旨を把握する力を養成する必要がある。設問の語彙(ごい)レベルが高く、選択肢も紛らわしい場合があるので、過去問を通して出題者の狙いがどこにあるのかを把握しておくことも大切である。大問3の会話文では、口語表現だけでなく、ことわざのような言い回しや慣用表現も設問の対象となっており、文脈から意味を推測する能力(2022年度は「リスナーの感想文」を完成させる空所補充)が試されている。2020年度までとは出題形式が変わったものの、大問4と大問5では高度な語彙(ごい)力が試されているので、日頃から語彙(ごい)力の拡充に努めるようにしておくこと。

総合政策学部・環境情報学部 英語

両学部とも長文2題という形式が長年続いていたが、2016年度から長文3題の構成に変わった。ただし、全体で「空所補充40問」と「内容一致20問」という設問の形式や数は同じで、英文の総語数にも大きな変化はない。60問すべてが客観式の設問であるが、選択肢を含めると英文量が非常に多いうえに難度も高いので、120分の試験時間とはいえ、効率よく解いていかないと時間切れになる恐れがある。そうした意味でも、設問の狙いや語彙(ごい)レベルに習熟するのに過去問対策は欠かせない。

語彙(ごい)レベルの高さに圧倒されないこと

2022年度の英文のテーマは、総合政策学部が「ホモ・サピエンスの起源」「永続的な耐久性のある構造物」「ソフトパワー戦略」、環境情報学部が「拡張現実がもたらす監視社会」「南極の領有権をめぐる多国間競争」「国による都市政策の重要性」であった。最新の人文科学や自然科学の話題を扱った抽象度の高い論説文や記事が出題されており、高度な語彙(ごい)力に裏づけされた正確で緻密な読解力を養成することが不可欠である。設問形式は定着しているので、過去問を中心に同程度の難易度の英文を数多く読みこなし、語彙(ごい)力の増強に努めることが大切である。一般常識や背景知識の豊かさも大きな武器となるので、日頃から社会情勢や時事問題に関心を持ち、新聞や雑誌の記事を読み慣れておくことが望ましい。

迅速かつ的確な処理と判断が求められる

両学部とも3題合わせて2,500語程度の英文を読むことに加えて、内容一致の選択肢もすべて英語で書かれていることを考えると、何度も読み返すだけの時間的余裕はないだろう。本文を読み進めながら空所を埋めていき、段落ごとに該当する内容一致を解いていくのが効率的な解き方といえる。空所補充には平易なものも含まれているので、素早く判断して時間をかけすぎないようにしたい。配点からいっても内容一致の出来が合否を左右すると思われるので、本文の内容と選択肢とを丁寧に読み比べていけるような時間配分にしておく必要がある。

薬学部 英語

2015年度から記述式の設問がなくなりすべての設問が客観式になったが、2019年度以降、記述式の設問も出題されている(独立した形の大問IVとして大問I~IIIの英文に関する内容一致問題が1題出題されているが、実質的には読解総合3題という大問構成といえる)。長文3題のワード数は年度によって差があるものの英文量は多い(2021年度の約2,400語から2022年度は約2,600語に増加した)。英文の難度が高いうえ、選択肢もすべて英文であることを考えるとかなりの読解力が要求される。設問形式は、同意表現選択、空所補充、指示対象選択、内容説明、内容一致・不一致などが中心である。同意表現選択では、文脈が正確に把握できているかどうかが試されており、設問の対象となっている語句や選択肢にやや難度の高いものも含まれている。内容一致には、「本文に述べられていないもの」や「推論できるもの」といった設問もある。

自然科学系のテーマを扱った英文が多い

過去の出題形式に共通していえるのは、標準以上の読解力と語彙(ごい)力が要求される設問が多いということである。英文量が多く、1,000語程度の長文が出題されることもある。英文のテーマは、心理学や医学やテクノロジーに関するものなど、自然科学系の英文が多く出題されているので、日頃からインターネットなどを利用して英文の新聞や雑誌の記事を数多く読みこなし、語彙(ごい)力を充実させておくことが望ましい。

過去問で設問形式に習熟する必要がある

出題傾向が変わった2015年度から設問の指示がすべて英文になっているので、設問の形式や出題の狙いなどにも習熟しておく必要がある(2019年度から出題されている記述式では設問の指示を理解するのに苦労するものもある)。文の趣旨を選ぶ問題(従来の下線部和訳に相当する)、推測できる内容やタイトルを選ぶ問題などが出題されることもあるので、語彙(ごい)力の拡充に加えて、英文の内容を整理しながら読み進めていくといった的確な文脈把握力を養成することが大切である。

HOME > 受験対策 > 慶應義塾大学 学習アドバイス(英語・数学) > 慶應義塾大学 英語の学習アドバイス
pageTop
Copyright©Kawaijuku Educational Institution.
All rights reserved.