私の慶大受験レポート(文系・文学部)
受験校の選び方
センター利用入試を上手く活用
- N.K さん
- 文学部
東京都出身
2014年度 河合塾 新宿校 在籍
- 高校グリーンコース(高校生対象)
- 高校生を“慶大現役合格”へと導く河合塾のコース
受験校選びのポイント
私は安全校とチャレンジ校の幅をもたせました。最初の受験校と、最後の受験校である早稲田大学社会科学部の偏差値(※)の差は20でした。 ※ 「慶應義塾大学偏差値の推移」はこちら、「早稲田大学偏差値の推移」からご覧いただけます。
模試の合格可能性評価について
模試の合格可能性評価は、受験校選びにおいてあまり参考にしませんでした。というのも、出題形式が大学・学部によって異なりますので、判定を鵜呑みにすることができないからです。
また、最後の河合塾の全統記述模試の結果は11月時点のものであり、直前期の追い込みで成績に変化があるかもしれないと考えたからです。
センター利用入試の活用
早慶大志望でしたので、早慶大の受験を最優先事項として考えました。とはいっても、早慶大しか受験しないことは危険ですので、センター利用入試を活用しました。
女子大は記述問題がかなり多く、早慶大の問題とは形式が大きく異なるので対策が必要になりますが、そこに多くの時間を割くわけにいきません。そこでセンター利用入試を活用、2つの女子大を押さえることができました。
また私の場合は、早稲田大学文化構想学部を受けたため、2月の早いうちから早慶大入試に突入しました。そのため、MARCH(※)を受けることは日程的に厳しくて、一般入試は明治大学国際日本学部しか受けることができませんでした。
そこでMARCHレベルの大学を押さえるためにもセンター利用入試を活用し、立教大学の文学部と法学部を押さえることができました。
センター利用入試においての受験校の選択肢を広げるためには、慶應義塾大学が第1志望の方でも、漢文はしっかり学習しておくことが大事だと思います。
※MARCH:明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大
日程の組み方
私は体力が長く持たない方であったことに加えて、試験前日に過去問を解いてその傾向に慣らしたり、苦手なところを最後にもう一度確認したりするために、連日受験は避け、必ず1日は空けました。
日程の組み方としては早慶大で実力を発揮できるように、徐々に偏差値が高くなるように日程を組みました。一般的には他大学の合格発表などを念頭において日程を組むようですが、私の場合は何も考えずに日程を組んだらまったく問題がなく、第1志望のところだけにしか入学金を払わずに済みました。
センター利用入試だと合格発表が遅いので、押さえの大学の入学手続きを最後まで取っておくことができます。女子大は届けを出すと、入学金振り込みの期限を延ばすことができるところが多いように思いました。
この受験日程については、私は東京に住んでいますので、特に問題はありませんでした。しかし、MARCH受験にあたって、試験会場が家から一番近かったのが明治大学でしたので、早慶大の前に体力を使わないためにも、明治大学を受けることにしました。
志望大学を決めた時期
早慶大の受験は12月に決めました。他の安全校は年始に願書を書いたときに決めました。
センター試験対策をしていて不調だったときに、最初の受験校1つをセンター数日前にいきなり変えて難度を下げたことで、安心して受けることができました。
願書の入手
早慶大は受けたい学部を早くから決めていましたので、願書発売後、すぐに書店で購入しました。併願校の願書は高校で配られました。1つの大学で複数学部を受験するとき、1枚の願書でまとめられるのかという点に注意するべきだと思います。
また、1つの大学で一般入試とセンター利用入試の両方を受験する場合も同様です。それによって必要な願書の部数が変わりますので、直前になって慌てて再購入することを防ぐためにも確認すべきだと思います。
私の場合は、書き損じが発生したとき、再び買うのは時間の無駄になると考えていたので、願書を1部余分に購入しました。どんなに注意しているつもりでも、意外と書き損じが起こります。
私は直前に安全校を変えたため、最初の受験校の過去問を解いたのが受験2日前になってしまい、過去問が解けていても精神的に不安が残りました。ですので、安全校についても本気で考えるべきだと思います。
受験スケジュール
私立大

- ※学部・学科名、難易度ランク・得点率、入試科目は受験時のものです。現在は変更になっている場合があります。
- 高校グリーンコース(高校生対象)
- 高校生を“慶大現役合格”へと導く河合塾のコース