私の慶大受験レポート(理系・看護医療学部)
受験校の選び方
後悔しない受験校選びのポイント
- M.N さん
-
看護医療学部
東京都 出身
2017年度 河合塾 吉祥寺現役館 在籍
- 高校グリーンコース(高校生対象)
- 高校生を“慶大現役合格”へと導く河合塾のコース
受験校選びのポイント
併願校はいくつ受けるか
早稲田大学には看護学科がなかったため、慶應義塾大学看護医療学部を第一志望に決めました。
その後、併願校として受ける大学を決める際に一番重視したポイントは、「もしその大学しか受からなかったときに、その大学に入学したいと思えるかどうか」です。たとえ受かったとしても、行く気がなかったら受ける意味がないと感じていたから重視しました。
そこで私は、上智大学総合人間科学部看護学科と順天堂大学医療看護学部看護学科の受験を決めました。
上智大学はキャンパスの立地がよく、さらに慶應義塾大学の次に難度が高いこと、順天堂大学は看護や医療で知名度が高く、付属大学病院があるので卒業後の勤務に将来性が感じられたことから選びました。
正直に言うと、私はこの三校以外には進学したくありませんでした。ですが、「どこにも受からなかったらどうしよう」という若干の不安もあったため、センター利用入試で杏林大学保健学部看護学科と東京医科大学医学部看護学科の受験もすることにしました。
模試の判定を活用
受験校・併願校を決めるのは大変だと思います。そのための準備として、模試のときに志望校を書く欄すべてを使って、自分とその大学のギャップを知ることが大切だと考えます。
私の場合はあまり受けるつもりのない大学でも、とりあえず今の実力で合格が可能かを知るために、書ける欄すべてを使って判断していました。そのおかげで、最終的に受験校を選ぶ際に、「ここの大学はすべての模試でA判定をもらえているから安心して受けられるな」と思える判断材料になりました。
試験日程の注意点
看護学科の特徴として二次試験があることが挙げられると思います。そのため、一次試験の筆記で合格しても安心できません。つまり、二次試験の合否がわからないまま次の大学の一次試験を受けなければならない、という日程的な不安が生まれます。
しかし、これは仕方のないことなので、一次試験だけに照準を合わせて日程を決めました。これにより慶應義塾大学の一次試験と上智大学の二次試験が連続した二日間になってしまいましたが、二次試験はそれほど疲れるものではなかったため、問題ありませんでした。
受験科目の決め方
受験科目は、その大学の問題と自分との相性で決めました。看護学科は数学・化学・生物・現代文から1科目と英語の2科目で受けられるところが多いと思います。そのため、戦略として「英語と数学の2科目を極めて、この2科目ですべての大学を受ける」ということもできます。
しかし、私は数学・化学・現代文を受験で使える状態にしておきました。そして、過去問を解いたときに、「自分がどの科目が解きやすく、受かりそうか」を考えて大学ごとに受験科目を変えました。
例としては、私は数学より化学の方が得意だったため、慶應義塾大学は化学で受けようかなと思っていましたが、過去問で解きにくさを感じたため、数学で受験しました。
最後に
受験生は勉強に忙しく、受験スケジュールを決めたり、願書を取り寄せて記入したりする時間も惜しいと思います。しかし、これらのことは受験するうえでとても大事なことですので、他人まかせ(特に親まかせ)にするのではなく、自分で責任を持って行うべきだと思います。
受験スケジュール計画表

- ※学部・学科名、方式、難易度ランク・得点率、入試科目は受験時のものです。現在は変更になっている場合があります。
- *東京医科大学センター利用入試 :
数学・理科について2教科・科目以上受験した場合は、高得点の1教科・科目が合否判定に使用されます。
- 高校グリーンコース(高校生対象)
- 高校生を“慶大現役合格”へと導く河合塾のコース