慶大生の科目別ノート活用術
古文 CASE1
復習しやすいノートが勝負のカギ
文学部 J.Hさん
今回は慶應義塾大学の入試科目にはありませんが、「古文」の学習方法やノートの取り方について紹介したいと思います。
古文の学習方法
古文は暗記科目と言われることも多いですが、実際は現代文や英語と同じ語学の科目と言えます。
単語を覚えるだけでなく、多くの文章を読んで、さまざまなストーリーに触れることが勝負のカギとなるのです。
そのためにもノートを使って、一度読んだ文章について復習しやすいまとめ方をするとよいでしょう。
どの科目にも言えることですが、問題を解いたノートはそのままにせず、そこに訂正を書き込むこと! あとで復習するときにとても楽になります。
ノートの取り方
ノートを使って問題を解くときは、大問1問につき1ページを使うようにしましょう。解答はノートのページ上部に寄せて書き、下のスペースを空けておきます。この部分に復習やチェックポイントを書き込みましょう。
問題のマルつけが終わったら、文章の音読をしてみましょう。すらすら読めなかった部分や、意味のわからない単語がありましたら、その場で調べてノートの下半分にまとめておくとよいと思います。
こうして自分が文章を読んで詰まった箇所を書き込んでおくと、後から自分の弱点をまとめたノートとして見返すことができます。

文章を読み終え、単語のチェックが終わったら、間違ったところの確認をしていきましょう。活用を間違えたら活用表を手書きで書いてみてください。大変なようであればコピーして貼るのもよいでしょう。
また、後から見返すときにこのノート1冊だけで完全に復習を終わらせたいという人は、問題の文章をコピーして前後のページに貼っておくこともおすすめします。
古文は慣れも必要な科目です。文章を丁寧に読んで、上記のように細かく単語や文法の確認を毎回やっていけば、単語力や読解力がかなり身につきます。古文のノートを作る際は、参考にしてみてください。