慶大生の科目別ノート活用術
過去問 CASE2
「直前に見直せば完璧」なノート
法学部 Y.Mさん
これから第一志望の大学に限らず、センター試験や第二・第三志望の大学の過去問をたくさん解いていくと思います。
過去問は、解いて答え合わせをして一喜一憂するだけでは意味がありません。自分がどこでつまずいたのかを確認し、苦手をつぶす作業をしたり大学特有の問題に慣れたりするために、積極的に活用していきましょう。
ノートの内容
必ずしもノートを作成する必要はありませんが、私は効率的に学習できると考え、過去問復習ノートを作成していました。
大学や学部ごとではなく、科目ごとにノートを作成していましたが、大学別にノートを変えるなどの工夫をするのもよいでしょう。
具体的なノートの内容ですが、たとえば英語の場合は、長文問題の中に出てきたわからない英単語をすべてノートに書き写していました。
それが重要単語や以前に単語帳に出てきた単語だった場合は、紙の辞書で引き直して、長文の中で出てきた意味だけでなく他の意味も書くようにしていました。

社会科科目(私は日本史選択でした)は、いかに多くの事項を暗記できているかが重要なポイントになりますので、過去問でわからなかったところは教科書・資料集・参考書を読み直しました。
そして、一問一答形式のようにして、できるだけ簡潔にノートにまとめていました。
詳しい解説が過去問に記載されていますので、それを単に書き写すのではなく、解説のポイントを自分なりにまとめることが重要です。
ノートの使い方
この過去問復習ノートは、本番の入試に必ず持っていき、試験前に見返していました。「このノートを見返せば完璧」と自分に言い聞かせながら、試験前に心を落ち着かせていました。
実際に同じ問題が再度同じ大学で出題されたり、他の大学で出題されたりすることが多かったため、とても役に立ったと思っています。
皆さんも自分の弱点を克服して志望校に合格するために、過去問復習ノートをぜひ作ってみてください。