慶大合格者の過去問活用法(理系・理工学部)
慶大入試
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過去問を解いた時期
私はどの科目の過去問も11月に解きました。
もっと早い時期から行ってもよいと思いますが、過去問はあくまで「当日の時間配分を肌で実感するために行う」ものです。ですので、模試の判定があまり良くない段階でたくさん解くことはおすすめしません。
実力をつけるためならば、模試やテキストをたくさん解いた方がよいです。
過去問をどのくらい解いたか
私は過去問集に載っている7年分の過去問を解きました。
時間がない場合は、最新の2,3年分のみを解き、ペース配分を理解すればよいと思います。
解いた順番は、昨年分を除いた最新の年度から解き始め、昨年分は最後に解きました。
過去問はすべて本番を想定して解きましたが、特に昨年分は本番の試験と思い込んで使用しました。
過去問の活用法
過去問を解く前に
過去問は、年度によって出題傾向が違います。最新の傾向と違う場合は、あまり参考になりませんので注意が必要です。
まず、過去問の最初のページにある出題傾向の部分を読んで、大幅な変更がないか確認してください。
過去問を解いた後
私は問題の解き直しを行わず、間違えた問題を後で見直し、見て問題の解き方が浮かぶかどうかの確認をしました。
採点は自己採点で行いました。穴埋めが多いので採点をしてもらうことはありませんでした。
どこで点数を稼ぐか
私は過去問を解いた後に、慶大の数学は時間内に解き切ることはできないと感じました。ですので、特にどの問題で点を取り、合格点を超えるかを意識して行いました。
物理・化学は点数を稼ぐところだと思います。いかに高得点を出すかが、数学・英語での負担を減らすことにつながります。
わからない問題はどうする?
どの科目でも共通することですが、わからない問題があればすぐに講師のところに持っていき、解説をしてもらいました。
解き方が思い浮かばない問題については、類題を解く必要性、もしくは知識をもう一度確認し直さなければならない箇所があります。講師には、その手の問題が解けるようになるための方法を必ず聞いていました。
繰り返しになりますが、過去問はあくまで本番の試験での時間配分や雰囲気を知るために行います。知識や解答の発想の仕方は、テキストに載っている良問から得ておくことが望ましいと思います。
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