慶大合格者の過去問活用法(文系・総合政策学部)
慶大入試
数学・英語の過去問演習
そろそろ本格的に過去問対策をする方も多いと思います。今回は私の体験をご紹介します。
出題傾向を把握した時期
出題傾向や問題レベルをつかむために、夏休み~秋の間に問題を解かなくてもよいので、英語・数学・(社会)・小論文の問題に一通り目を通しておいた方がよいでしょう。
小論文については河合塾講師や高校の先生に添削を依頼することもあると思いますが、自分自身が傾向をまったく知らないようでは話にならないので、最低限の傾向把握は必要です。傾向把握であれば大きく時間を取られませんし、モチベーション向上にもつながりますので、河合塾の自習コーナーで過去問集を見せてもらうなどしましょう。
※ 慶應義塾大学の小論文の出題傾向は「慶應義塾大学 小論文実施状況」でご確認いただけます。
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過去問を解き始めた時期
過去問活用についてですが、まずは秋までに先にも述べた通り出題傾向の把握、そして11月下旬の早大・慶大オープン(模試)前に2年分の総合政策学部の過去問を解いてから、早大・慶大オープンに臨みました。ただし、小論文についてはテーマ把握のために5年分だけ解説部分をさらっと読みました。
冬期講習やセンター試験を受ける方は、センター試験後に徹底的に過去問演習するようなスケジュールにするとよいと思います。
ただし、ここで注意してほしいことは、過去問とこれまでに使ってきたテキスト(高校の教科書や河合塾のテキスト・参考書)を併用すべきということです。過去問単体では基礎学力の向上にはつながらないからです。過去問演習はあくまで出題傾向と実力の確認に用い、足りない知識については他のテキストで補うようにしましょう。
科目別の過去問演習
数学
最初の演習段階では時間制限にとらわれず、大問一つ一つを解ききることを目標にして、過去問演習をするように心掛けました。時間をかけてもわからなかった問題については、問題をノートに貼って模範解答を書き写し、スキマ時間などに解法の確認を繰り返しました。
英語
大問ごとに何分かけるかをあらかじめ決めたうえで、過去問演習をしました。特にわからなかった英文については、改めて時間をかけて和訳し、休み時間などを利用して講師に添削をお願いしました。
わからなかった単語については、単語帳の該当単語の載っているページに付箋を貼るなどし、重点的に復習しました。
最後に
貴重な受験勉強の時間を割いて過去問演習を行うわけですから、過去問が解けずに挫折しそうになったとしても、やりっ放しにせずに復習は徹底しましょう。
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