慶大合格者の過去問活用法(文系・商学部)
併願大入試
計画的な過去問演習が合格の鍵
- A.Y さん
- 商学部
長崎県立佐世保南高校 出身
2014年度 河合塾 福岡校 在籍
- 大学受験科(高卒生対象)
- 高卒生を“慶大合格”へと導く河合塾のコース
今回は併願大入試の対策について述べていきたいと思います。
併願大について
併願大とは“第1志望とほぼ同じレベルの大学”のことです。慶應義塾大学を受験する人の主な併願先は早稲田大学になることが多いと思います。
早稲田大学は、慶應義塾大学よりも問題が難しく、受験者数も多いです。また、小論文の代わりに国語という重たい教科が課されます。現代文・古文・漢文から出題されますので、慶應義塾大学専願であれば難しいといってよいでしょう。
国語の対策
早稲田大学の受験のために国語を勉強する必要がありますが、現代文の勉強は慶應義塾大学の小論文対策になります。ですから、国語の勉強は決して無駄になりません。
早稲田大学の現代文の問題は難解なことで有名です。文章のレベルも難しい部類に属します。ですが、慶應義塾大学の小論文の課題文も、早稲田大学に劣らず難しいです。早稲田大学の現代文対策で読解力を鍛えることができます。
古文・漢文は正直に言って慶應義塾大学の受験にはプラスになりませんが、他の大学では出題されますので、対策をするに越したことはありません。私も早慶大志望でしたので、古文・漢文をしっかりとやり込みました。やって無駄だったという思いはまったくありません。
早稲田大学の対策
過去問は10月ぐらいから始めましたが、6学部の過去問を7年分すべて解いたのでかなり大変でした。週に1回は解いていました。
問題は一度解いた後にやり直しして、それを1カ月くらい経ってからもう一度解くといった感じで、問題に対して慣れるようにしていきました。そうすると本番でいざ解く際に、テンポ良く解けるようになります。これを行ったことが合格するための鍵だったと、自分では思っています。
安全校の対策
私は12月頃に一度、過去問集で出題傾向を確認しました。
早慶大以外の大学は2、3年分しか問題が入っていませんので、12月・1月・2月と1年分ずつ解いていました。
安全校の問題はそこそこにやっていたように思います。あまり安全校にかける時間はありません。私立大は偏差値に関係なく、異常に難しい問題を出題してくることがありますが、そのような問題を解く時間は無駄といっても過言ではありません。ですから、安全校でそのような問題を出すことがあっても、対策を講じる必要はありません。
併願大対策は友達と共有してもよいですし、それが嫌なら予備校のチューター(進学アドバイザー)などに質問するなどしてやるとよいと思います。
- 大学受験科(高卒生対象)
- 高卒生を“慶大合格”へと導く河合塾のコース