慶大合格者の過去問活用法(文系・文学部)
センター試験
演習で自分の解き方を見つけよう
対策のはじめ
センター試験の出題傾向の把握や演習は、夏休み中に始めました。
まだ基礎の不十分な箇所があるかもしれませんが、センター試験は基礎を問う試験ですから、基礎の定着度合を確認する一つの指標になるでしょう。
夏休みを過ぎると、大学の過去問の比重が重くなりますので、集中してセンター試験の演習に専念できるのは11月や12月頃までありません。そのため、早めに出題傾向の把握を把握しておくことは重要です。
対策の方法
過去問を解く量と回数
過去問集は好きなものを使えばよいと思います。
過去問を解く量はできれば10年分、最低でも5年分くらいを解きましょう。そして、センター試験本番までにできるだけ多くの回数を解かなければなりません。
また、センター試験は時間との戦いです。早いうちから時間を計って演習し、時間に余裕を持って解き終えるようになるのが、本番を迎える理想の形です。
具体的な方法
私の場合はとにかく数学が苦手でしたので、より入念に繰り返して復習しました。演習を重ねていく中で、自分なりの解きやすい形が見えてくるかと思います。
私の例を示すと、数学は各大問の比較的簡単な前半部分を先に埋めていきました。
国語は現代文よりも古文・漢文の方が早く解くことができたので、「漢文→古文→現代文(私は小説でじっくりと登場人物の心理などを探るために、評論を先に解いていました)」の順で解きました。
英語は前から順に解いていきましたが、人によっては後ろから解く人もいるようです。
対策で苦労したこと
やはり苦手科目の対策は苦労します。また、記述式の問題はできていても、センター試験の形式があまり得意ではない科目もあって、なかなか思うようにはいきませんでした。
しかし、根気強く繰り返し演習を重ねていき、しっかり解説を読んだり、解き方を追って反省したりすれば必ず解決の糸口が見えてきます。
復習
その復習の方法ですが、基本的に模試やその他の過去問と変わりません。
まず問題を解いて、答え合わせをした後に解説を読み、解き方や手順を確認したり、自分の解答と照らし合わせたりします。
そして、それを次回に生かします。その繰り返しが実は一番の近道だと思います。
センター利用入試の出願
私立大学のセンター利用入試に出願する人が多いと思います。
出願先はマーク式模試の結果や過去問の出来を参考に、年内にはだいたい決めておきましょう。
そして、早稲田大学を除くほとんどの私立大学は、センター試験の前にセンター利用入試の出願を締め切りますので、あまりくよくよ悩まないようにしましょう。
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